食器を買うときは手で決める
素敵な本のご紹介です☆

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▲自分の「咫」の測り方

「食器の買い方選び方」秋岡芳夫

器は手で選ぶ。

手ははかり。

手は温度計。

手は器。

手は道具。

手は目。

私たちの手の中には、昔からの知恵が沢山詰まっています。


【箸一咫半(はしひとあたはん)】という言葉があります。

自分に合った箸の長さは、自分の「咫」プラス半分の長さがちょうどいい、

という箸を選ぶ時の、古代日本からの知恵です。

「咫」とは、掌を机につけて、人差し指と親指を直角に開いたときの

親指の先から人差し指の先の長さ。咫は自分の身長の10分の1と言われています。

私は身長が167センチですので、測ったら16.3センチ。あれ身長縮んだかな・・・・笑

開き具合や、定規の当て方で多少の誤差はあるものの、ほぼ10分の1。面白いですね。


かつての日本人の手は

「己ノ手ノ程ニ適フコト、コロアヒ」を

あぁ、美しいと感じ、自分の手に自分の物差しや感覚をもって

1人1人が自分に丁度いい箸をもっていたといいます。

確かに、子供は小さい箸、お父さんは大きな箸、お母さんはお父さんより小さい箸、

私の家もそうでした。これは日本独自の美的感覚だそうです。

手に丁度いい湯呑をもつ、お椀を持つ。「夫婦箸」「夫婦茶碗」、

全員が違う大きさと好みの、色柄・素材・長さ・重さで・食事をしていました。

手頃さと不揃いの美が、食卓を彩り、家族の食事をより一層

美味くしてくれた、日本伝統の道具観ですね。


今は、「あー超可愛い」とか「安いー」とかで、買う事が増えました。

手で感じて買う事なんかめったにない気がします。


住宅も同じ、無垢の木、自然素材、目でなく手で選びたい。

無垢の木を扱う、大工さんや家具職人、設計士は、必ず手で触ります。

「ここ、もう少し削ろう」とか「丁度いいね」とか、パソコンでなく機械でもなく

その人の手が感じるものさしや手業で無垢の木の家が出来上がっていきます。

永く愛着がある家は、10年経っても手で触れてよかったと思える、本物の素材の家です。

なんだか、この本を読んでハッっとしました。是非一度読んでみてください☆

目からうろこですよ。






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by k-sanpo | 2012-02-14 10:18 |  ・いい本
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