不便なことは素敵なこと 
素敵な本を教えてもらいました。

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「不便なことは素敵なこと」/桐谷エリザベス 著


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日本の一杯のお茶は、飾らない、シンプルな豊かな贅沢。

お砂糖やミルクで飾ることなく、ただ、湯と茶葉の香りだけど楽しむ日本のお茶。

そして、代わりに私たちは器の形をめでます。

かたちや、意匠や造り手の繊細さを楽しみます。

たかが一杯、されど一杯、そこには、

携帯もなく、インターネットもなく、24時間空いてるコンビニもない

「質素」を大事にしてきた昔のシンプルな日本の生活があり

その不便さと一緒に豊かさや暮らしの素敵がたっぷり詰まっていました。



著書エリザベスさんは、アメリカ育ち、日本の男性と結婚した方ですが

アメリカからみた日本文化の異なりや質を描いています。

わたしが面白いと思ったのは、アメリカには「懐かしい」という表現がないこと。

わたしもよく使いますが、日本にはなくてはならない言葉かもしれません。

懐かしい故郷、とか、懐かしい匂い、とか、懐かしい風景、とかとか

モノではなく精神的で心を大事にしてきた日本独特の言葉のようです。



日本はもともと「変化」をこのまない国。

そういえば、変化の「変」は、変なおじさんとか、変人とか、変わり者とか

あまりいい意味でつかわれませんね。

アメリカは反対で、変化は良いことよ!なにも悪いことじゃない!って考えです。



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家について比べると、アメリカの方はどんどん引っ越します。

日本人は同じ土地にずっと住みます。

でもそこで、ひとつ違うところは、アメリカでは「古い建物は価値があるもの」として

街並みを揃え、メンテナンスして使っていく文化があること。

※ボストンのビーコンヒルというところが例

かつて日本の人たちが自然としてきた文化ですね。

今の日本の家には、木の家を代々メンテナンスして住み継ぐといった、

古き良きものを大事にする文化がなくなり、

スクラップ・アンド、ビルドで新建材の建物ばかりざっくざく建つようになりました。

流行や新しいもは魅力がやみませんが、

古き良きものを大事にしていく我々の心はどこにいっちゃったんだろう。

町のコミュニケーションと近所のおばちゃんたちのたまり場、

銭湯がなくなっていく!


便利だから幸せではないですね。携帯世代のわたしもそう思います。

無意味な物に囲まれた生活でなく、必要なものだけに囲まれて、

本物の素材でシンプルに暮らすこと。

愛着ある住みなれた家や、おじいちゃんが大事にしてきた

想い出の詰まった古民家を改修(リフォーム)して住み継いでいく暮らしの文化。

技術も伝承していきながら、不便なことから生まれる心の豊かさが

素敵にな毎日にしていくのだろうと思います。


木の家リフォーム作品はこちら。



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by k-sanpo | 2011-02-21 14:49 |  ・いい本
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