京都名建築 「聴竹居」と「四君子苑」見学①
京都の数寄者の名工 北村捨次郎が手掛けた「四君子苑」が春の特別公開に、
合わせて藤井厚二が手掛けた「聴竹居」の名建築を見にT設計室で
昨日京都へ行ってきました。

ここのところ変な天気で前後雨に囲まれていましたが、
ありがたいことに、昨日は雲一つない晴天。
普段のおこないでしょうか。 (失礼致しました。)
雨が全てをさらって新緑が息をのむほど綺麗でした。

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「聴竹居」は昭和3年に藤井厚二に建てられた実験住宅です。
当の本人は実験などとは思ってはいないでしょうが、家の設計から
家具から時計からすべて自身のデザインで設計されていました。細かい。
※残念ながら写真は掲載してはいけないというお約束なのであしからず。。泣
お庭にいた鳥の写真でご勘弁を。

「日本にあった住宅」を勉強していた藤井さんの、細かな設計と家の工夫は、
当時ではとても最先端なもので、昭和3年といえば82年前ですがかなりモダン、
ブルーノ・タウトが見学に訪れたと記述されていますが、おかげで
理解が難しく同時はあまり注目されなかったそうです。

当時にはかなりハイテクな、オール電化住宅で
氷の冷蔵庫の時代にも関わらず電気の冷蔵庫がはめ込まれていました。
スイス製の冷蔵庫を取り寄せ、船が遅れ家の竣工が「冷蔵庫待ち」だったという逸話も。

実験住宅5棟のうち唯一残っている住宅ですが
指定文化財に登録されれば府が管理してくれますが、
されていなのでボランティアの方が管理しています。
突然「ウィーンウィーン」と庭の大木をチェーンソーで切り始めました。
この生い茂った木々も聴竹居の景色のひとつなのでは!
そんなに簡単に切っていいのかしら・・・
聞いてみると、住宅が建った時の植栽は当時植えた1本の紅葉だけ。
今では鳥が運んで芽吹いた木々たちに覆われ
綺麗なようだけど、あまりに木に覆われると風が運ばれず
木が腐ったりさまざまな弊害が出てくるので、適度に木ってあげないと
保てないんだよと教えてくれました。


京都は盆地で夏ずいぶん厚くなりますから、夏の建物ですね。
家の中はずいぶん涼しい。というか寒い!
1mの庇が、夏の強い日差しを遮ります。地下の土管に繋がる
地面の涼しい風を取り入れる地下の筒は冷たい風を家に運びます。
パッシブな家でした。
一刻も早く指定文化財になって管理でずっと残していきたい建物だと思います。

長くなったので四君子苑は改めて記事にします。

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by k-sanpo | 2010-04-26 11:59 | 日本の建築
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